スミ入れ

スミ入れ 制作テクニック

素組みまで完成したらスミ入れをしましょう。

このスミ入れ作業が、素組みで満足してた方がよりカッコよく仕上げるための第一歩になるのではないかと思っています。

やるとやらないでは仕上がりの印象にとても大きな差がでるのに、手軽でリーズナブルです。

まだやったことがない方はとてもオススメなので是非実践してみましょう。

注意

スミ入れにもいろんな塗料、手順があります。
その中でも成型色仕上げを前提とした、初心者にも扱いやすいツールと方法を紹介いたします。
全塗装をする方などは特に、今回紹介する方法はそぐわないことがあります。
あくまで成型色仕上げの一例としてご参照ください。

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スミ入れとは?

そもそもスミ入れとは?

パパジュニ
パパジュニ

モールドやくぼみに黒などの塗料で着色することです。

モールドとは?

パパジュニ
パパジュニ

パーツの表面にある凹凸の線のことです。パーツの“溝”と思ってもらって大丈夫です。

なんでスミ入れとかするの?

パパジュニ
パパジュニ

陰影がついて立体感が強調されてカッコよくなるからです。

今回使うのはGSIクレオス ガンダムマーカー流し込みスミ入れペン

スミ入れ用ツールはいくつかありますが、今回はこちらを使用します。

GSIクレオス ガンダムマーカー流し込みスミ入れペン

本体に記載がある通り、“素組み専用”つまり、全塗装する方には向かないようです。

※全塗装に併用すると、色がにじむ、塗料が流れるといったことになります。
全塗装する方は別の塗料、手順をご利用ください。

本ブログは“エアブラシを使わない=全塗装しない”ことをテーマとしています。
(ケースバイケースで部分塗装をすることはあります)

そのため、パパジュニの独断と偏見でのオススメツール・手法となっております。ご了承ください。

ワンポイントテクニック

スミ入れ作業手順

①ペン先を溝に軽く押し当てます。

すると、毛細管現象といって塗料がモールドに沿ってツーッと流れていきます。

これ見てると気持ちいいです。

事前にモールドの彫り直しをしておいたので、より塗料の流れが良い状態になっています。

ちなみに、モールドからスミがはみ出していますが全然OKです。
むしろはみ出さずにスミ入れすることは不可能です。
はみ出しは気にせずバンバンスミ入れしていきましょう。

全てのモールドに同じようにスミ入れします。

乾く前に触ると手が汚れるので一度スミ入れした部分は数分触らないように気を付けましょう。

十分乾いたら消しゴムではみ出した箇所を消します。

スミ入れして5分もかからずすぐ乾きます。

全体のスミ入れが終わるころには最初にスミ入れしたパーツはもう乾いてると思います。
乾いたらはみ出し部分を消しゴムで消しましょう。

そう。この塗料乾いたら消しゴムで消せるんです。

なのではみ出しは何も気にせず存分にスミ入れしていきましょう。
消しゴムのカスがでるので、カッティングマットお持ちでない方は新聞紙とか下に敷いておくといいですね。

③狭い部分は消しゴムをデザインナイフで細めに切って角を使うとキレイに消せます。

消しゴムかけが終わったら歯ブラシやブラシで消しゴムのカスを取り除きましょう。細かいスキマに入り込みやすいので。

色の基準

白いパーツに黒い塗料は少し主張が激しい印象になることが多いため、白にはグレーの塗料をオススメします。

※例えば、ガンダムなどは白を基調としたキットが多いので、初めての方はまずはこのグレーを1本購入すると汎用性が高くてオススメです。

パーツの色に基づいてスミ入れ塗料の色を変えると効果的です。

赤いパーツ→ブラウン
青いパーツ→ブルー
グレーのパーツ→ブラック

など。

ただ、決まりはありませんので、好みで色を使ってOKです。

例)白いパーツに青いスミを入れる など

最初のうちはパーツの色に近い色で制作して、慣れてきたら自分の好みの色を試していくのがいいかもしれませんね。

使用ツール

ガンダムマーカー流し込みスミ入れペンセット 約1700円

今回はこのペンセットの中から
グレー、ブラウン、ブルーの3色と単品で追加購入したブラックを使用しています。

ガンダムマーカーセットには“消しペン”といって、スミを消せるペンも同梱されています。

今回は消しゴムでの作業を紹介したので割愛いたしましたが、消しペンの溶剤を綿棒に含ませて綿棒でハミ出したスミを消すなどのテクニックもあります。

スミの色分けを検討されているならこのセットをひとつ購入しておくほうがお得かもしれません。

もちろんセットで買う義務はないので、単品で購入してもよいと思います。

消しゴム

どこにでも売っている一般的な消しゴムでOKです。

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デザインナイフ 約300~800円(ピンキリ)

消しゴムを切るだけなら一般的なカッターでもOKです。

ガンプラ制作においては、汎用性が高いのでデザインナイフを1本購入されることをオススメします。

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まとめ

素組みが完成したらスミ入れに挑戦してみましょう。

スミ入れ塗料に迷うならまずはGSIクレオス ガンダムマーカー流し込みスミ入れペン グレー 1本でよいかと思います。

今回のポイントは

  • ハミ出しは気にせずどんどんスミ入れしましょう
  • 十分に乾いたら消しゴムで消していきましょう

この2点だけです。

たったこれだけですが、特に顔回りなどは引き締まって素組みだけよりもずいぶんとカッコよくなるテクニックなのでまだやったことない方は是非お試しください。

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あとがき

いかがだったでしょうか。

冒頭でも紹介しましたが、このスミ入れ作業が、素組みで満足してた方がよりカッコよく仕上げるための第一歩になるのではないかと思っています。

流し込みのスミ入れ塗料なら単品で数百円ですからコスト的にも非常にオススメです。

消しゴムは自宅にあるものを使用いただければいいですし。

パパジュニも流し込みのスミ入れを初めて見たときは感動して、自分でもやってみたくてガンプラを購入すると同時に流し込みペンも即購入しました。

セットとなると店舗にもよるかもしれませんが、単品ならガンプラ売ってる店舗には必ずといっていいほど売っています。

最近はネットでの購入がメインになっている方もいらっしゃるかもしれませんが、大手家電量販店、模型店、だいたいどこの店舗でもおいてますので、購入もしやすいと思います。

このスミ入れというテクニックは、ガンプラをカッコよくつくるためにはエアブラシがないとできないと思い込んでいた情弱時代に、『あ、そういうやりかたもあるのか』と気づかせてもらった最初のテクニックでもあります。

まあこのスミ入れをきっかけにいろんなテクニックやツールを試していくことになるのですが、それはまた別の機会に紹介していきたいと思います。

初心者がちょっとでもカッコよくガンプラを制作するための入り口として紹介させていただきました。

ガンプラ初心者への参考の一助になれれば幸いです。

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