表面処理~パーティングライン処理/ヒケ・ウェルドライン処理

パーティングライン処理後 制作テクニック

今回はガンプラ制作において、なくても作れるけどやったほうがちょっとだけカッコよくなる工程、発展工作~表面処理→合わせ目消し→モールド彫り直し~について紹介していきます。

注意

パパジュニがこれまでガンプラを制作してきて、無塗装仕上げで初心者が手を出しやすくかつ失敗が少ない方法をチョイスしてみました。
やり方やツールについては、今回紹介するもの以外にもいくつかあります。よって、モデラーさんによってやり方に違い、異論があると思います。
ひとつの参考としてご理解いただけると嬉しいです。

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表面処理~パーティングライン処理

パーティングラインとは?

プラモデルは金型成型のため、樹脂を流し込んで硬化する際に発生する出っ張りのことです。

たい焼きでいう“バリ”ですね。

ゲート処理と同じように金属ヤスリ→800番→1000番で処理します。

表面処理~ヒケ・ウェルドライン処理

ヒケ・ウェルドラインとは?
パーティングラインと同じく、樹脂が硬化する際に発生するへこみやゆがみうすい線のことです。

写真ではヒケがよくわかりにくいですね。申し訳ないです。ウェルドラインは下記動画で指でなぞっている部分です。

1000番のヤスリで磨くだけで少し見栄えがよくなります。

仮組み

ここまでの作業が終わったら仮組みといって、一度ガンプラを組み立ててみましょう。

深堀りテクニック

ダボ・ダボ穴処理

ダボ・ダボ穴とは?

プラモデルをはめ込む凸凹のことですね。
ほぼ大多数のガンプラは接着剤不要のはめ込み式でできています。(かなり昔の旧キットは接着剤が必要なものもあります)
このはめ込みがかなりしっかりしていて、一度はめると外すのが大変です。
ガンプラはちゃんと作ろうとすると一度組み立てて分解することが多いため、パーツを外しやすくしておく必要があります。
そのため、ダボとダボ穴を外しやすく加工します。

ゆるくならないの?

パパジュニ
パパジュニ

少しの加工ならなりません。最近のガンプラは加工しても最低限の強度を保っています。このあたりもすごい技術ですよね。

切りすぎてガバガバになったら?

パパジュニ
パパジュニ

やりすぎたら接着剤でくっつけちゃいましょう。

仮組みが追わったら処理漏れの確認や加工のプランを考え、必要な工程を検討していきます。

  • ゲート処理漏れないか?
  • シールは先にはる?塗装する箇所はないか?
  • 合わせ目がでないか?でるとしたらどう処理する?

キットの完成形を想像しながらプランを組み立てることが大事です。

■シールについて

ガンプラにはシールもよく付属しています。
ホイールシールのみの場合もあればデカールが付属していることもあります。
※デカールについては今回は説明を割愛します。
合わせ目消しのあとでシールや塗装しようとすると難しい箇所(顔回りなど)があるので、先にシールを貼ったり塗装したりしましょう。

シールを貼る順番を間違わないようにしよう

ガンプラ制作が慣れてきたらホイールシール部分のみ筆などで部分塗装してみるとか、ステップアップしていくいいと思います。

使用ツール

■パーティングライン処理用

タミヤ ベーシックヤスリセット (細目ダブルカット)(約700円)

GodHand 神ヤス!10mm厚 3種セットB(約700円)

基本工作に使用したものと同じものです。

■ヒケ・ウェルドライン処理用

神ヤス!2mm厚 #1000(約700円)

カーブのある面を磨くときは2mm厚が使いやすくオススメです。

■ダボ穴処理用

タミヤ 先細薄刃ニッパー(約3000円)

これも基本工作で使用したものと同じものですね。

まとめ

塗装する人でも成型色で完成させる人でも、よりよい完成を目指す土台となる工程を発展工作として紹介いたしました。

塗装するにしても、ウェザリングするにしてもいかにして土台を綺麗につくっておくかが重要になってくるということですね。

ここに挙げたのはあくまでパパジュニが実施している内容なので、ほかの方はほかのやり方があるでしょうし、工程上やる必要のないものもあるかもしれません。

ただ、これらのひと手間を加えるだけで完成形の質が上がりますし、ここまで頑張ったという自分自身の納得感も得られると思います。

せっかく作るのだから少しでもカッコよく仕上げていただければと思います。

少しでも参考になれば幸いです。

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あとがき

いかがだったでしょうか。

パパジュニが普段実施している内容とはいえ、ずいぶん面倒なことやってるなぁとは自分でも思います。

しかしそれでも少しでもカッコいいキットを完成させるための技術というものがたくさんあって、やってみると楽しいものです。

パパジュニ自身もまだまだ初心者の域をでないモデラーなので、少しづつ技術を習得して、自分が納得できるキットをこれからも作っていければと思っています。

今回紹介したテクニックを実施するために必要なツールなどはより専門的なものになってきますので、やるかどうかはご自身で判断をお願いいたします。

もちろん必須ではないですし、安価な代用品もあると思います。

それでも、プラモデル制作を趣味として継続していくなら専用に作られたツールを買っておいて損はないと思いますのでひとつの参考にしていただけると嬉しいです。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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