超簡単フィニッシュ

超簡単フィニッシュ 超簡単フィニッシュ

今回はガンプラを初めて作る方、パチ組み(最低限の組み立て作業のみ。パチパチと組み立てる)だけ作ったことがある方向けの内容になってます。

まずはパチ組みだけよりもちょっとだけカッコ良く作ってみましょう!

簡単フィニッシュ』という作成プランが有名ですが、より工程や使用ツールをカットした、名付けて
“超簡単フィニッシュというプランを紹介します。

写真はパチ組みのみ→超簡単フィニッシュ後です

■使用キット :
HGCE 1/144 エールストライクガンダム

■追加購入機材
GSIクレオス ガンダムマーカー流し込みスミ入れペン グレー 約500円 
GSIクレオス トップコート(水性スプレー) つや消し    約500円   

■所要時間

項目時間(分)
パチ組み116分
スミ入れ13分
消しゴムかけ30分
つや消し(スプレー)3分
乾燥放置一晩
超簡単フィニッシュ162分+一晩

■結論:作りたいキットに約1000円分の追加機材購入+約3時間の制作時間があればガンプラ1体超簡単フィニッシュで完成できます。

※キットの種類によって制作時間は変動します。(部品数が異なるため)
※上記キットは比較的部品数の少ないキットです。(約100パーツ)

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時短工作

さっそく作っていきましょう。
箱を開けて中身の確認をします。

説明書/ランナー/シールが同梱されていますね。

ランナーとは?
  • プラモデルの部品の集まりです。
  • ランナーには部品ごとにアルファベットと数字が振ってあります。
  • ランナーの数が多ければ多いほど制作に時間がかかるということでもあります。
使用ツール
  • 爪切り
注意

※※ニッパーをお持ちの方は必ずニッパーをご使用ください※※
※今回は初めての制作というテーマで制作いたしますので、自宅にあるであろう工具を想定して紹介していきます。
モデラーの方からすれば爪切りでランナーを切る行為はオススメしにくいと思います。しかし、まずは最低限のツールでちょっとだけカッコいい1体を完成させることを目的としていますのでご了承ください。

説明書の順番通りに爪切りで部品を切り取り→組み立てていきます。

シールも忘れずに貼っていきましょう。

パチ組みの完成です。所要時間は116分。
約2時間でここまでできました。

ここからが“ちょっとだけカッコよく”していく工程です。

スミ入れ

使用ツール

1.GSIクレオス ガンダムマーカー流し込みスミ入れペン グレー
2.消しゴム

GSIクレオス ガンダムマーカー流し込みスミ入れペン グレー

いくつか色の種類が販売されています。最初の1本はこのグレーがオススメです。
ペンタイプになっており、使いやすく手も汚れにくいです。

消しゴム

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消しゴム!?

パパジュニ
パパジュニ

そう。消しゴムです。とても便利なので後で説明します。

消しゴムは自宅にあるもので構いません。自宅に・・・ありますよね?^^;

■モールドにスミ入れします

スミ入れとは?

パパジュニ
パパジュニ

モールドやくぼみに黒などの塗料で着色することです。

モールドとは?

パパジュニ
パパジュニ

パーツの表面にある凹凸の線のことです。パーツの“”と思ってもらって大丈夫です。

なんでスミ入れとかするの?

パパジュニ
パパジュニ

陰影がついて立体感が強調されてカッコよくなるからです。

スミ入れ作業手順

①ペン先を溝に軽く押し当てます。

すると、毛細管現象といって塗料がモールドに沿ってツーッと流れていきます。

これ見てると気持ちいいです。

全てのモールドに同じようにスミ入れします。

はみ出してるけどいいの?

パパジュニ
パパジュニ

全然OKです。乾いてからちゃんと消せます。

②十分乾いたら消しゴムではみ出した箇所を消します。

スミ入れして5分もかからずすぐ乾きます。

全体のスミ入れが終わるころには最初にスミ入れしたパーツはもう乾いてると思います。

乾いたらはみ出し部分を消しゴムで消しましょう。

そう。この塗料乾いたら消しゴムで消せるんです。

なのではみ出しは何も気にせず存分にスミ入れしていきましょう。

消しゴムのカスがでるので、カッティングマットお持ちでない方は新聞紙とか下に敷いておくといいですね。

狭い部分は消しゴムをカッターなどで細めに切って角を使うとキレイに消せます。

所要時間は全身のモールドにスミ入れするのに13分、乾いてからはみ出した箇所のしゴムかけに30です。

歯ブラシやブラシで消しゴムのカスを取り除きましょう。細かいスキマに入り込みやすいので。

あとは組み立てて、次が最後の工程です。

コーティング

使用ツール

GSIクレオス トップコート(水性スプレー) つや消し

コーティング剤もいくつか種類がありますが、まずはこれ1本で大丈夫です。

コーティングって必要なの?

パパジュニ
パパジュニ

必須ではありませんがやったほうがいいです。

  • 1.スミ入れした塗料と表面が保護されます
  • 2.プラモデル特有の“オモチャっぽさ”が消えます。

お化粧でいうところのファンデーションつけたくらいのものです。

場所について

初心者さんなので塗装ブースなどはお持ちでないと思います。※パパジュニも持ってません。

スプレーがけなので外で使用してください。庭やベランダですね。
水性とはいえ、若干の匂いがします。室内での使用は厳禁です。

コーティング作業

ポイントがいくつかあります。

1.噴射前にスプレー缶をとにかくよく振る!

中に撹拌玉が入ってますので、回すようにカラカラとよく振ってください。パパジュニは5分ほど振ります。

2.キットから約15cmほど離す。

手の平サイズほど離せばOKです

3.噴射時始めと噴射終わりはキットに吹き付けない

特に噴射始めはダマになりやすいと言われています。

4.“なぞる”ように吹き付ける

吹きムラ防止

5.全体を均一になるようにまんべんなく吹き付ける

一か所に吹き溜まりができないように常に手を動かしながら吹き付けましょう。
キットの裏や下などからも吹き付けるようにしましょう。

スプレー後はキットに触れないように注意!

スプレーした直後はキットがペタペタします。うっかり触ってしまうと指紋などがついてしまうので触れないように注意しましょう。

ホコリの少ない場所へ移動し、乾燥させます。

季節や湿度も影響しますが、だいたい一晩も放置すれば大丈夫だと思います。

完成!

特に顔回りなどがスミ入れによって引き締まって見えますね。

もちろんスミ入れやコーティングは必須ではありませんが、 人のお化粧でいうところの
パチ組み→すっぴん
スミ入れ+コーティング→マユゲかいてファンデーションだけ塗ったみたいな
そんなイメージでしょうか。

いや、伝わりにくかったら申し訳ありません。

使用機材について

実はスミ入れツールやコーティングスプレーはほかにもたくさん種類があります。
スミ入れ→極細ペンタイプ、筆ペンタイプ、エナメルスミ入れetc・・・
コーティングスプレー→つやありタイプ、半光沢タイプetc・・・

その中でも特に汎用性が高く、かつ使いやすいものとして今回の2点をチョイスしました。

この2点は模型屋さんはもちろん、大型の家電量販店、ガンプラを売ってるところならほぼ置いてあります。
2つ買って約1000円。
最初の1体をパチ組みよりもちょっとだけカッコよくするにはコスパのよい2点だと思います。

ぜひ参考にしてみてください。

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あとがき

いかがだったでしょうか?

今回は初めてガンプラを作る方向けに、パチ組みだけよりちょっとだけカッコ良く、かつリーズナブルに完成させる方法を紹介してみました。

もし1体作って楽しくて、2体目、3体目を作りたくなったら、少しづつ機材を整えていけば良いと思います。

2体目、3体目でレベルアップを検討しているなら参考にどうぞ↓

ガンプラ作りに正解はありません。

その中でも初心者でも扱いやすい情報をこれからも発信できればと思っています。

少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。

※2022/5/8追記
超簡単フィニッシュと簡単フィニッシュの比較について検証してみました。お時間ありましたらどうぞ↓

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