HGUC 1/144 ガンダムベース限定 ザクII(21stCENTURY REAL TYPE Ver.)

作例集

総制作時間
計793分+乾燥放置

HGUC 1/144 ガンダムベース限定 ザクII(21stCENTURY REAL TYPE Ver.)制作記

かんたんフィニッシュ+モノアイを改造(メタルパーツ+Hアイズ)で完成させてみました。
ガンダムベース限定商品で、専用水転写式デカールも同梱されていたため、成型色でも非常に満足度の高い結果となりました。
元のキットがHGのシャアザクなんですが、支えなしの片足立ちでポージングできるのは凄いですね!

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二度切り(58分)

今回制作するのはHGUC 1/144 ガンダムベース限定 ザクII(21stCENTURY REAL TYPE Ver.)です。
ただのザクなんですが、成型色がカッコ良くて一目ぼれで購入したキットです。

ランナーは実質5枚分。元のキットはHGシャア専用ザクですね。説明書が物語っています。
加えて専用の追加説明書がペラ一枚同梱されてました。

腰部が軟質素材と硬質素材の選択式になっています。ザクⅡはキックとかのアクションポーズが印象的なので様々なポーズをとれるように配慮されたんだと思います。さすがBANDAI。

ガンダムベース限定らしい水転写式デカール同梱(めっちゃ嬉しい)同梱物だけでカッコいいキットが作れるように計算されてる点がニクいですね^^

軟質素材には水転写式デカールは貼付できないみたいです。(追加説明書に記載されていました)
更につや消しなどを吹いても曲げると剥がれてしまうみたいです。(実験で発覚しました)
それぞれの特性を理解して軟質・硬質を取捨選択したほうがよさそうです。

ゲート処理(124分)

ガラスヤスリのゲート処理をメインで実施しています。

狭い箇所などガラスヤスリでは対応できないゲート跡には鉄ヤスリやスポンジヤスリも併用して対応しています。
ケースバイケースで適切なゲート処理を心掛けていきましょう。

ゲート処理が無事完了したら仮組みして追加の処理や改造箇所を考察します。

仮組み(88分)

仮組みして追加で手を加える箇所を検討します。
・武器・腕に若干の合わせ目
・モールドの彫り直し
・モノアイメタルパーツ+Hアイズ化
・気持ち程度の部分塗装

このあたりを手を加えられそうです。

発展工作~合わせ目消し(計56分)+モールド彫り直し(40分)

■合わせ目消し
武器類・腕の合わせ目を処理していきます。

使用するのはランナーパテ。
武器類・腕パーツと同じランナーを流し込みタミヤセメントで一晩浸してランナーパテを作ります。

ランナーパテ

ランナーパテでパーツ接着させたら3日ほど放置してしっかり乾燥させます。

3日放置後、パテがしっかり硬化したらゲート処理と同じ要領で表面を綺麗にします。
成型色仕上げなので若干の跡が残ってしまいますがここはぐっと堪えるところですね。

■モールド彫り直し

盾の裏と武器類を処理。
今回は流し込みスミ入れ塗料を使わなかったのであまり意味がありませんでした^^;

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Hアイズ化(30分)

モノアイメタルパーツ+Hアイズ化。使用したのは
・ハイキューパーツさんのSPプレート 2.5mm
・WAVEさんのHアイズミニ (ピンク)2.5mm

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参考動画↓

加えてサブマシンガン/バズーカのスコープもHアイズ化してみましょう。

別売りパーツを接着剤でくっつけるだけですが、雰囲気が変わるのでお手軽改造としてオススメです^^

キットやグレードによって一番似合う大きさのメタルパーツ、Hアイズが異なります
おそらHGのザク・グフのモノアイだと2.5mmがもっともしっくりきそうですね。

パーツ洗浄(8分+一晩乾燥放置)

加工が終わったら洗浄→乾燥させて次は塗装関係です。

スミ入れ(64分)+部分塗装

■スミ入れ
パパジュニはスミ入れを流し込みスミ入れペンで賄うことが多いのですが、
本キットはモールドが少ない+目立ったスミ入れ箇所がパイプ部分のみだったため、これまであまり使ってこなかった“ガンダムマーカー スミいれ/極細タイプ”を使用してみました。

予想以上に感触がよく、よい仕上がりとなりました。

パイプ部は通常のプラスチックパーツではなくほんの少し軟質素材でできています。
その素材とスミ入れペンの塗料、ペンの細さが相性が良いみたいで、ばっちりの仕上がりとなりました。

今後ジオン系のパイプ部スミ入れにはこのスミ入れペンで処理することに決めました^^

作業動画↓

ハミだしても消しゴムですぐ消せる点が初心者さんにもとても扱いやすい工具です。
騙されたと思って1本保管しておいてもいいかもしれません笑

■部分塗装

今回あまり追加で塗装する箇所がなく、ヒートホークの一部、バーニア、盾の裏をガンダムマーカーでちょちょいと塗るだけにとどまりました^^;
ほとんどワンポイントのディティールアップですね。

塗装が乾いたら次は水転写式デカールの貼付です。

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水転写式デカール(268分)

同梱されていた水転写式デカールを貼付していきます。

HGのキットは水転写式デカールが付属してないことがほとんどなので、同梱されているのは本当にうれしいですね。さすがガンダムベース限定キットといったところでしょうか。
シールに比べると格段に手間がかかりますが、キットへの密着具合や薄さを考えると水転写式デカールのほうがパパジュニは好みです。

パパジュニのこだわり

マークセッターは使いません。
水転写式デカールを使用する際、マークセッター(デカール専用の糊)を使用する方が多いのですが、パパジュニは使いません。
※以前マークセッターを使用後にうーーーっすらと糊の“跡”が残ったことがあり、以降使用を控えるようにしています。

マークセッターを使用しないでちゃんと貼りつくの?と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、大丈夫です。
※成型色活かしのキットの場合で話をしています。全塗装の場合は・・・わかりません^^;

同じデカールを使用しているのにうまく貼りつく場合と貼りつかない場合があった・・・という経験ないですか?
パパジュニはそう経験していまして、何故なんだろう???と思い、何度か実験してわかったことなんですが、おそらく
“皮脂”です。

デカールを貼る前のキットを素手で触ってないですか?

より多く触った箇所は貼りつきにくく、あまり触ってない箇所は貼りつきやすい。
この仮説を立てて、パーツ洗浄後にはニトリルグローブをはめて作業するようにしたところ、大当たり。

マークセッターを使わずともしっかりと水転写式デカールが固着してくれます。
あとはデカールが曲面や溝にかかる場合はマークソフター(軟化剤)でパーツに沿わせてあげれば十分です。
※マークソフターは強力で、塗布→ふき取りまでに時間をかけすぎるとデカールがチリヂリになるので要注意!(パパジュニは塗布→ふき取りまで5秒くらいを目安にしています。7秒以上置くとチリヂリになりやすいです。)

注意

※マークセッター不要論は実験結果によるあくまでパパジュニ個人の見解です。強制するものではもちろんありませんので、参考程度にしていただければ幸いです^^;
ブンドドしてデカール剥がれたらきっとマークセッター使って貼ります笑

つやけしトップコート(28分)+乾燥放置

作成時期が梅雨だったため、晴れた日をまってつや消しトップコート。

せっかくHアイズ化したパーツがつや消しで曇るともったいないのでマスキングゾルでマスキング

円形のパーツはマスキングテープだと処理が難しいですけど、マスキングゾルなら比較的簡単にできそうです^^
乾燥したらマスキングゾルを剥がして組立→完成です。最後の組み立てが楽しみで待ち遠しい時間ですね。

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完成

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あとがき

ひとつの完成形

パパジュニはエアブラシを持っていないため、成型色を活かした完成を常にめざしています。

“全塗装はしなくても成型色で初心者でもできそうなできるかぎりカッコよいキットを完成させる!”というモットーで、このブログも備忘録代わりに執筆しています。ガンプラを作りながら数年試行錯誤を繰り返し、本キットの制作過程がひとつのパパジュニの完成形になった気がします。

パーツをひとつづつ丁寧にゲート処理
→仮組みして合わせ目や部分塗装、改造できそうな箇所を改修。
→バラしてしっかり洗浄
→スミ入れ+部分塗装
→水転写式デカール(なければ付属シールなど)

ガンダムベース限定のキットはもちろん、最近のキットは素組みするだけでも十分カッコいい仕上がりになりますが、加えて少し手をかけるだけでより満足度の高いキットが完成します。

かける手が多いほど時間がかかりますけど、そのぶん完成したきとは嬉しいですよね。

これから先も新しい工具や新しい技法を模索してよりよいキットを目指していきたいと思います。
出来る限り初心者さんに手の出しやすそうな技法、工具をこれからも紹介できればと思っています。

私より作るのが上手い人はそれこそ星の数ほどいらっしゃるでしょうが、これからガンプラを作り始める方、まだやったことないけどこの技法・工具を使ってみようと思う方の参考になれば幸いです。

ここまで読んでいただいた誠にありがとうございました。

他の記事も読んでいただければこれまた幸いです。
また次の記事でお会いしましょう。

ではまた。

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