ゲート処理(ガラスヤスリver.)

制作テクニック

今回はガンプラ制作において、最も初歩的だけど最も重要な工程、ゲート処理をガラスヤスリを主体とした方法で紹介していきたいと思います。

※ゲート処理のやり方は人によって様々ですが、クリアパーツのゲート処理ならこのガラスヤスリのゲート処理が最適解だとパパジュニは考えています。

まずはランナーから二度切りしておきます。
切りだしたパーツのゲート跡はほんの少し残っています。


この残ったゲート跡を綺麗に整えることゲート処理といいます。

注意

今回紹介するのはあくまでパパジュニが行っているものです。
モデラーさんによっては違い、異論があるかもしれません。というか、あると思います。
みんな『カッコよく完成させる』ことを目的としていますので、そこにいきつくまでの方法は人それぞれ違いがあってよいと思っています。ひとつの参考とご理解ください。
まあ『カッコいい』の定義も人によって異なるので受け取り方も人によるかもしれませんが^^;

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手順

ゲート処理の詳細

1.ガラス越しに目視確認でしっかりとゲートにあてる。

2.力は込めすぎない。

3.削る際は一方向(往復しない)

4.ヤスリを広く使う

動画で解説

この作業をすべてのパーツに行います。

深堀りテクニック

ゲート跡一か所ごとに水で目詰まり解消しましょう。
他のヤスリなどに比べると目詰まりしやすいと感じます。 ただ、元がガラスで錆びることはないので、ゲート跡一か所ごとに水とブラシ(歯ブラシなど)で都度目詰まり解消しましょう。

ひと工夫

目詰まりしやすいと感じたため、都度水洗いしたほうがいいと思いました。 となると効率的に洗える工夫があったほうがいい。何かいい方法はないものか。。

そう思ったときに閃いたのが、綿棒の空箱を洗浄用水入れに利用する。というものでした。

動画で解説

形状・・・一か所の口が空いていて収納がばっちり
大きさ・・9cmのガラスヤスリが丁度よく収まる
材質・・・プラスチックでガラスヤスリを傷つけない

全てがベストマッチでした。(自画自賛)

プチテクニック

アンテナのシャープ化

ガンプラは尖ったパーツの先に安全対策としてちょっとしたふくらみを敢えてつけています。
※モデラーの間ではバンダイフラッグと呼ばれています。
ニッパーで切飛ばしてヤスリで整えてあげるとよりカッコよくなります。

使用ツール

Sachiプラモ ガラスヤスリ

まとめ

成型色で仕上げるにはパーツの切り取った断面をいかにキレイにしておくかが重要になってきます。
そのために基本として必要な工程が

  • 二度切り
  • ゲート処理

です。

パパジュニはこの工程が基本にして奥義だと思っています。
成型色仕上げの方も、全塗装する方も仕上げのカッコよさに直結する作業なのでここはしっかりやっていきたいところですね。

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あとがき

冒頭でも説明いたしましたが、今回紹介した工程はあくまでパパジュニが普段行っている基本工作です。

エアブラシを持たないパパジュニが、塗装をせずに完成させる成型色仕上げのキットを作る際に、色々な方法を試してもっともしっくりきたやりかたを紹介いたしました。

人によって様々な意見、方法があると思います。
例えば・・

  • ゲート処理はデザインナイフで切り取るからヤスリ掛けは最低限でいいよ
  • ヤスリ掛けは400番からしないと落ち着かない
  • 成型色仕上げならもっと番手あげないと気になる
  • どうせ全塗装するからゲート処理とかは軽くでいいよ 

など。

どれも正解だと思います。

残念に思うのは最初から完璧に作ることをこだわりすぎるあまり、1体を完成させずに放置してしまうことです。
そういう方いらっしゃるんじゃないでしょうか?

自分の求めるカッコよさと、作業工程や機材、時間のバランスをとって自分なりのカッコいいキットを作れればそれで良いとパパジュニは思っています。

ガンプラは自由です。

今回紹介した工程が皆様のひとつの参考になれれば幸いです。

ではまた。

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