HGUC 1/144 百式(リバイヴ版)

作例集

総制作時間
計974分+乾燥放置

HGUC 1/144 百式(リバイヴ版)制作記

百式の特徴的なゴールドの外装をサーフェイサーを吹いたあと筆塗り塗装してみました。
初めてのサーフェイサー+外装パーツの筆塗り塗装ということで途中失敗もありましたが、リカバリーもうまくいったこともあり満足できる結果となりました。

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ランナーサフ(35分)+乾燥放置一晩

今回制作するのはHGUC 1/144 百式(リバイヴ版)です。 旧型のキットとはスタイルが若干異なっていて、ファンの間では賛否が分かれるところらしいです。

箱を開けてみるとランナーは実質7枚分ほどでしょうか。本キット制作までRGばかり作ってきたためだいぶパーツ数が少なく感じます。

今回最大のチャレンジとなったゴールドパーツの筆塗り塗装。 その下地となるサーフェイサーを生まれて初めて吹いてみました。
サーフェイサーを吹くと塗料の食いつきが良くなる、プラスチックの透け防止になるなどの情報を目にしたため スプレータイプのサーフェイサーを購入し実践することにしました。

サーフェイサーも様々な色があるみたいでだいぶ悩みました。 結果、ベースホワイト1000というサーフェイサーにすることに。 百式の金色をガンダムマーカーEXの“ホワイトゴールド”で塗るつもりだったので、下地も“ホワイト”がいいのかな?という安直な理由です^^;

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ベランダに設置した簡易塗装ブース

パパジュニはエアブラシを持ち合わせていないため、塗装ブースも持っていません。 ベランダに段ボールを重ねて作った簡易ブースを用意しました。

人生初のサフなので、何が正しいのかがわかっていません^^; ただ、結果的には均一に吹けた気がするので満足しています。
無事にサフが吹けたら一晩ほど放置して乾燥させます。

サフはパーツ切り離し前?後?
全塗装するベテランモデラーさんなどは、パーツのゲート処理を終わらせてから1パーツごとにサフを吹いていることが多いのですが、 前述したとおり私はエアブラシや塗装ブースを持ち合わせいておりません。
したがって“近隣に迷惑をかけないようにいかに手短にスプレーするか?”がひとつの課題となります。
考えた結果、パーツを切り離す前にランナーごとサフを吹いてみました。※ランナーサフというそうです。 デメリットとして、サフの後にパーツ切り離しすると当然ですがゲート跡にはサフがかかっていません この点は妥協案として、ゲート処理後に塗料の厚塗りをすることで補完することにしました。

パーツ切り離し(40分)+二度切り(49分)

サフが乾燥したらパーツの切り離しです。
パーツの白化を抑えるために二度切りを実践します。
※本キットのゴールドーパーツは“アンダーゲート”が非常に多いため、アンダーゲートのランナーは実質三度切りしていいます。 アンダーゲートは手間はかかりますが、ゲート跡が表に来ない分仕上がりがカッコ良くなりやすいんですよね。このあたりの技術力はすごい企業努力だなぁと思っています。

ゲート処理(ガラスヤスリメイン)162分

本キット制作段階ではガラスヤスリがパパジュニのゲート処理主戦力となっております。
ただ、狭い箇所などガラスヤスリでは対応できないゲート跡には鉄ヤスリやスポンジヤスリも併用して対応しています。

パーツ洗浄(22分)

超音波洗浄機で全パーツ洗浄→乾燥させます。

仮組(62分)

パーツを一晩乾燥させて、乾ききったら仮組みです。 合わせ目の有無、ゲート処理の漏れ、塗装にあたってのどこが目立つのか、どこまでを塗装すべきなのかなどを確認します。

ランナーパテ準備(一晩放置)→合わせ目消し:パーツ接着(13分)+3日放置

本体の合わせ目も若干存在しますがあまり目立たないため、武装類の合わせ目だけ消すことにしました。 武装類は無塗装で完成させる予定のため、無塗装の合わせ目消しとして初心者でも失敗しにくい合わせ目消しとして“ランナーパテ”で対応します。

細かく切ったランナーを接着剤に浸して一晩も放置すればランナーパテが完成します。

合わせ目に塗布したランナーパテが“むにゅっ”とでています。

接着ができたら完全に乾燥するまで数日放置します。 季節や湿度によって乾燥時間は異なりますが、最低でも3日は放置することをオススメします。 乾燥するまでの間にその他の工程を実施しておきましょう。

塗装準備(30分)→ゴールドパーツ筆塗り塗装(211分)→カメラアイ・センサー塗装(9分)+一晩放置

使用したのはガンダムマーカーEXの“ホワイトゴールド”一色 ガンダムマーカーの塗料をパレットに出して筆塗りで塗装していきました。 塗りムラ防止のため3回重ね塗りしています。

一度塗り

まずはまんべんなく一方向に塗っていきます。 一度目ではどうしてもムラが大きいですね。

二度塗り

塗料が十分乾いたら一度目に塗った方向と90度向きを変えて、こちらも一方向に塗っていきます。

三度塗り

こちらも塗料が十分乾いたら二度塗りした方向からさらに90度向きを変えて一度目と同じ方向に塗っていきます。

写真でもわかるように、方向に気を付けて三度ほど重ねて塗ると筆塗りでも塗りムラがかなり軽減できるようです。

カメラアイ・センサー塗装

目の部分はガンダムマーカーEXメッキシルバーセンサー部分はガイアノーツの蛍光グリーンで塗装しています。

デカール+光沢トップコート(13分)+一晩放置

本キットは同梱デカールがこの“百”だけなので、余白をデザインナイフでカットして両肩に貼り付けます。

キレイに仕上がったゴールド塗装をキラキラに保護すべく、水性プレミアム光沢トップコートを使用して吹き付けました。

ここまではすごく調子がよかったんです。。

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失敗!

わかりますでしょうか。。
水性”の光沢トップコートを吹いたら、ガンダムマーカーEXホワイトゴールドの塗料が分離して溶けだしてしまいました。。。

ガンダムマーカーの色によっては
水性トップコートで色が滲む。

これが今回最も大きな失敗であり、価値のある勉強となりました。。

■注意!
ホワイトゴールドは水性光沢で滲む、ということは確定しましたが、他の色は試していないので不明です。 色、光沢、つや消しの組み合わせ次第では問題なくトップコートできる可能性もあります。

あまりにも出来が納得いかなかったので、塗り直しを決意
WEBで情報収集すると、キッチンマジックリンで剥がすことができそうだったので実践。

パーツ毎のサフからやり直しを覚悟していましたが、マジックリンでは水性トップコートは落とせるがガンダムマーカーは落ちない。ということが判明。

トップコートは剥がれて下地はうっすら残ったため、ここから乾燥させてそのまま上塗りすることにしました。

ゴールドパーツ塗装しなおし(142分)

マジックリン洗浄→乾燥後のパーツを筆塗りで二度塗りしたところ、トップコート前の状態に復活。
少ない労力で無事にリカバーできたみたいです。

トップコートで滲むため、今回はゴールドパーツは筆塗り塗装までで完成とすることにしました。

合わせ目消し(118分)

ランナーパテで合わせ目接着して数日たったので合わせ目を消していきます。

動画ではガラスヤスリを使用して合わせ目を消していますが、合わせ目が消せればやり方はなんでもOKです。 事実、パパジュニも細かい箇所やランナーパテの塗布量が多い箇所などは鉄ヤスリ →800番→1000番のスポンジヤスリで処理しています。

ゴールドパーツ以外の半光沢トップコート(12分)

ゴールドの筆塗り塗装はトップコートを吹くとダメなことがわかったので、未塗装のパーツを今回は半光沢でコーティング。 一晩ほど放置して乾いたら組み立てていよいよ完成です。

組立完成(56分)

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あとがき

百式の外装パーツをゴールドで塗ってみたい! というのが今回のモチベーションでした。
HGUCの百式はゴールド“っぽい”成型色になっていて、偏見かもしれませんが無塗装で完成させると個人的に満足できない気がしていました。 (ガンダムベース限定のゴールドコーティングキットなら大満足だったかもしれませんが、希少性が高く手に入りづらいので^^;)
それなりにガンプラも作ってきて、部分塗装の延長でもう少し塗装をしてみたいという気持ちもあり、『それなら百式塗るでしょ!』と思い立ったわけです。

エアブラシも持っていないパパジュニが外装パーツを綺麗に塗れるのか?という挑戦的な意味合いもありました。
綺麗に筆塗りする方法をネットや本で調べて初めてサーフェイサーも使ってみました。
前述のとおり大失敗もしましたが、うまくリカバリーもできて結果的にとてもよい勉強になりました。

私はたまにガンプラの制作工程を忘れてしまうんですが、このブログが備忘録代わりです。
たぶんいずれ自分で見返す日が来ると思います^^;
そしてきっと同じ失敗はしないでしょう。
同じように、このブログがガンプラ制作でだれかのヒントになればいいなぁと思いながら締めくくりたいと思います。。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。
この記事を書いている2024年1月現在、作例集がまだまだ少なくて目下作例集の増加を近々の目標にしています。
お時間がありましたら他の作例集も見ていただけると幸いです^^
ではまた

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