総制作時間
計1,529分+乾燥放置
HG 1/144 ブラックナイトスコードカルラ制作記
丁寧にかんたんフィニッシュで仕上げてみました。
機動戦士ガンダムSEED FREEDOMのラスボス、白いのに“ブラック”ナイトスコードカルラという名前です笑
映画のラスボス機体なのにとてもヒロイックで主人公機っぽくてとてもカッコイイですね。
制作過程を動画にまとめてみました ↓
二度切り(129分)
今回制作するのはHG 1/144 ブラックナイトスコードカルラです。
HGキットですが4000円オーバーと、お財布には優しくはありません。
近年キットの価格が上がってきていますね泣
ランナーは実質10枚分ほど。専用の光の翼エフェクトが同梱されており、ダイナミックなポージングができるようにされていますね。
ゲート処理(261分)
ガラスヤスリ、Sachi プラモ VERTヤスリ Type-Sを使用しています。
600番→800番→1000番など番手を変えて処理する通常のゲート処理と違って、これ1本でゲート処理が完結できる、かつサビない摩耗しづらいと3拍子そろった優秀な工具です。
ただ、ガラスヤスリは光沢がですぎるので、光沢を落ち着かせるために1000番のスポンジヤスリなどで仕上げてもいいと思います。
ゲート処理が無事完了したら仮組して改修箇所を考察します。
仮組み(101分)
本体部分の組み立ては全く問題なかったですが、バックパックの組み立てに少々手間取りました。
バックパックの形状がすごーく似ててちょっとずつ違ってたりしてます^^;
仮組みが終わったら追加で手を加える箇所を検討します。
今回のテーマはシンプルに“丁寧にかんたんフィニッシュ”なので
・アンテナシャープ化
・モールド彫り直し
・スミ入れ
・つや消しトップコート
こういった工程で完成を目指します。
アンテナシャープ化(14分)
HGのキットには必ずといっていいほどついてる俗にいう“バンダイフラッグ”
アンテナ部の先っちょにある“膨らみ”のことです。
小さいお子様が制作することを考えて、ケガ防止のためにあえてわざとつけられているそうです。
企業努力は素晴らしいですが、本来はとがっている箇所なので改修します笑
ゲート処理の要領で整えるだけです。
これだけでずいぶんとスマートな出来になります。
初心者さんの改造入門みたいなもんでしょうか。
アンテナのシャープ化がおわったらモールド彫り直しを実施していきます。
モールド彫り直し(300分)
スミ入れを映えさせるために既存モールドの彫り直しを行います。
特に本キットは白い+ディティールが細かいということもあり、くっきりとしたスミがより映えそうですね。
今回の制作の最も重要なフェーズといえそうです。
しかし・・・・・
モールドが多い(´;ω;`)ウッ…
塗装もしない成型色活かしのモデラーにとっては、モールド彫り直し時におきるはみだしキズは出来映えに直接影響が出ます。
慎重に慎重を重ね、丁寧に優しく特に気を使いながら彫り直し+モールドの多さも相まってトータルで300分もかかってしまいました^^;
結果的に大きな事故もなく終われたので満足していますが、妥協して時短をとるか、丁寧な完成を優先して時間を犠牲にするかは好みの分かれるところかもしれませんね。
パーツ洗浄(24分)+一晩乾燥
ゲート処理と表面処理が終わったら洗浄→乾燥させてスミ入れです。
超音波洗浄機を使うとほんと綺麗になるので優先度は高くないですが、仕上げにトップコートなどで保護する方は購入を検討してみていいと思います。
削りカスや埃が残っているとトップコートの時に一緒に保護されてしまい、のちに後悔することになるので、洗浄機もってなくても最低限削りカスを払うとか埃を取り除くということはしておきましょう。
スミ入れ(592分)
←スミ入れ前 スミ入れ後→
流し込みスミ入れペン+ガンダムマーカースミ入れ用 極細タイプでスミ入れ。
モールドを彫り直したおかげで流し込みスミ入れはスーーーッとスミが流れてくれるのがたまらなく気持ちいいですね。
流し込みだとカバーできなさそうな太めの溝はガンダムマーカースミ入れ用 極細タイプで直接塗ります。
2本ともハミだしても消しゴムですぐ消せる点が初心者さんにもとても扱いやすい工具です。
騙されたと思って1本ずつ保管しておいてもいいかもしれません笑
スミ入れがおわったらトップコートです。
マスキング+つやけしトップコート(46分)+乾燥放置
全ての作業が終了し、あとはつや消しでトップコートを吹いて乾燥したらほぼ完成です。
関節部にトップコートが付着するとキットを動かす時にガッチガチに食いつくことがあるので、関節部にはマスキングテープで保護してトップコートを吹いています。
シール貼付+組立て(62分)
シンプルなホイールシールのみの付属。
輝きを失うことを嫌って、本体つやけしトップコート後の完成直前で貼り付けました。
こだわる方は部分塗装で補完しても良いと思います。
綺麗に貼ることができればホイールシールでも見映えはよくなります。
丁寧な作業を心掛けます。
シールを貼り終わったらいよいよ組み立てて完成です。
完成
あとがき
一目ぼれ。
もともと購入予定はなかったのですが、たまたま仕事休みの日が発売日でダメ元でお店に行ったら在庫があったので見た目がカッコ良かったので衝動買いしました笑
とにかくカッコイイ。
デザイン、可動、ディティール、どれをとっても満足いくクオリティですね。
そのせいか、価格は通常サイズのHGにもかかわらず4000円オーバー。
バックパックの光の翼専用エフェクトも同梱されているので、それなりの価格設定であることは仕方ないのかもしれません。
ドラグーンの展開には別売りの水星の魔女 ウェポンディスプレイベースが必要な点がちょっと予算がかさむマイナスポイントですね。
光の翼+ドラグーン展開までセットで飾るのがこのキットの真骨頂なのでディスプレイベースも買い一択でしたが笑
近年HGでもRGに劣らないディティールになってきたように感じます。
45年以上成長を続けてきたガンプラが今後どこまで進化していくのか楽しみで仕方ないですね。
ここまで読んでいただいた誠にありがとうございました。
他の記事も読んでいただければこれまた幸いです。
また次の記事でお会いしましょう。
ではまた。
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