
総制作時間
計645分+乾燥放置
HG 1/144 ガンダムベース限定景品 RX-78-2 ガンダム制作記
ゲート跡をピンポイントゲート処理→ゴールド塗料検証→リタッチ塗装
メッキパーツ以外を筆塗り塗装で完成させてみました。
制作過程を動画にまとめてみました ↓
開封
今回組み立てるのは、HG 1/144 ガンダムベース限定景品 RX-78-2 ガンダム!

このキットは、全国のガンダムベースでガンプラポイント(200円ごとに1ポイント)を貯めて、350ポイントと交換できる限定アイテムです。

「NOT FOR SALE」の文字が、非売品感をより一層強調してくれていますね。
では、いざ開封!

ランナーは、メッキパーツ2枚+黄土色っぽい成型色のパーツ1枚の全3枚構成。
もとになっているのはHGリバイブ版ガンダムなので、シールや説明書は通常キットのものがそのまま入っていました。
つづいて専用台座。

支柱パーツと、地球連邦マーク型の大きめな台座がセットになっています。
説明書はモノクロ1枚のシンプル仕様。
特に難しい作業もなさそうです。
二度切り(68分)


パーツカットにはタミヤの先細薄刃ニッパーを使用。
二度切りはGodHandのアルティメットニッパーで行いました。
切り口がなめらかでクセになりますね。
ゲート処理(177分)

ゲート処理にはARGOFILEの「マジ・スク(正式名称:マルチジルコニアスクレーパー)」を使用。
ピンポイントで削れるスグレモノで、特に“カンナがけ”がめちゃくちゃ気持ちいい。スーッと削れる感じがクセになります。
メッキをできるだけ温存したい派のモデラーにとって、まさにうってつけのアイテムです。

個人的には「これは全モデラーに配って回りたいレベルの神工具」だと思ってます。
レビューや紹介動画もたくさんあるので、気になったらぜひそちらもチェックを。
メッキをできるだけ残したい人にはかなりオススメ。
メッキ以外のパーツにはSachiプラモのガラスヤスリを使用しました。
水研ぎで一発、きれいな光沢が出てくれて、時短にもなって便利!


アンテナシャープ化


HGキットのアンテナは安全のため先端が丸くなっているので、
好みに応じてシャープ化。
ここでもマジ・スクが大活躍。
削った部分は、あとで塗装します。
合わせ目消し(28分)+乾燥放置


バズーカとライフルの合わせ目消しも実施。
使ったのはGSIクレオス Mr.セメントSP スーパーパワー。
合わせ目に塗ってしっかり圧着。
“ムニュッ”とプラがはみ出たらOK。
乾燥後は再びマジ・スクの出番。
はみ出た部分を削り、平らに整えます。
マジ・スクは“背”も使えるので、太めのバリ取りにも便利。
刃先で細かい部分もキレイに仕上げられます。


仕上げに1000番の神ヤスで表面を整えて完了。
洗浄(22分)+乾燥放置

ゲート処理後のパーツには削りカスが残っているので、塗装前にしっかり洗浄します。
お気に入りの超音波洗浄機にJOYを少し入れてスイッチオン。
…ただし台座はサイズオーバーだったので手洗い対応。

洗浄後はしっかり乾燥させて次の工程へ。
色検証

ゴールドメッキのゲート跡はそのままだと少し目立ちます。
そこで、手持ちの塗料で色味の近いものを探してリタッチ塗料とします。
試した塗料:
R:ガイアカラー ブライトゴールド
X:Mr.クリアカラーGX クリアゴールド
7:タミヤカラー ゴールドリーフ
8:水性ホビーカラー スーパーファインゴールド
2:水性ホビーカラー ゴールド
ガ:ガンダムマーカー ガンダムゴールド
ン:ガンダムマーカーEX ホワイトゴールド
ダ:ガンダムマーカーEX イエローゴールド
ム:ペベオ 4アーティストマーカー ゴールド
ランナータグに塗って比較。
こういうときつまようじ塗りが地味に便利。

特に“8”と“ガ”の色味が近く見えましたが、
肉眼では「8」の色が最も近く見えたので、今回はそれを採用。
「8」の塗料は水性ホビーカラー スーパーファインゴールドでした。
感じ方や光の加減によっても印象は変わるので、あくまでご参考程度に。笑
※記事の最後に、今回採用しなかった塗料のリンクも載せてあります!
ゲート跡リタッチ(61分)


塗装前に、パーツを持ち手棒にセット。
塗料はしっかり撹拌して、いざリタッチ!
使用するのは100円ショップのネイル用ミニブラシ。
細かい塗装にピッタリで、使い捨てできるのも嬉しい。

乾いてきたら、専用うすめ液で微調整します。
ゲート跡は角度によって目立つので、少量ずつ丁寧に、
ちょんちょんと塗ってごまかします。
完璧とは言えませんが、かなり自然に見えるようになりました。

すべて塗ったら、しっかり乾燥!
サフ吹き(31分)+乾燥放置


乾燥したパーツにMr.ベースホワイト1000を使用してサフ吹き。
撹拌してから、全体にムラなく吹き付けます。

※ちなみにサフ吹きは今回で人生2回目の初心者です(笑)
筆塗り塗装(174分)+乾燥放置


サフ乾燥後、水性ホビーカラー スーパーファインゴールドで筆塗り開始。
広い面は平筆で“一方向”に塗っていきます。
一度塗り目はムラが気になるけど、重ね塗りするので気にせず!
乾燥後、二度目は90度向きを変えて塗装。


塗料を補充しつつ丁寧に進めて、三度塗りへ。
三度目は一度目と同じ方向で塗ります。
三度塗りで、筆塗り特有のムラもかなり目立たなくなりました。
自己満足かもしれませんが、かなりいい感じ。
台座以外のパーツもすべて三度塗りして完了です。
トップコート(77分)+乾燥放置

使ったのはMr.プレミアムトップコート<光沢>。
吹く前に、タミヤのモデルクリーニングブラシ(静電気防止タイプ)で
しっかりホコリを除去。

塗料を撹拌し、全体にまんべんなくスプレー!

トップコートが乾いたら、ついに完成!
組立て(7分)

あとは楽しい組立タイム!
この瞬間って、やっぱり最高ですよね。
……たまに塗り残しを見つけて絶望するけど(笑)
メッキと塗装の質感を近づけたくて、あえて光沢トップコートを選択。
イメージ通りの仕上がりで大満足です!
完成























あとがき
作るならゲート跡をしっかり補修して、ピカピカに仕上げたい!
そんな思いから始まった今回の制作。
リタッチ塗料の検証と筆塗り作業をじっくり行いました。
メッキパーツの補修は、完全一致とまではいかなくても、
角度次第でかなり自然に見えるレベルまで再現可能です。
このキット、手元にあるけど保管したまま……という方も多いと思います。
今回の動画や記事が、そんな方の制作モチベーションになれば嬉しいです^^
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
また次の作品でお会いしましょう!
ではまた!
おまけ:採用されなかった塗料リンク&補足
色実験で惜しくも選ばれなかった塗料たちの商品リンクも載せておきます。
気になる方は、ぜひチェックしてみてください!
あと注意点として、いくつかの塗料はメッキ塗装を剥がしてしまいます。
塗料を選ぶ際は、必ずテスト塗りや裏面で確認を。
※水性ホビーカラーやTAMIYAのゴールドリーフ、ペベオの4アーティストマーカー
なんかがメッキを剥がさない塗料としてオススメです。
~再掲~

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