コーティング

乾燥放置 制作テクニック

今回はガンプラ制作の仕上げ、コーティングについて紹介していきたいと思います。

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コート剤は吹いたほうがいい?

必須ではありませんがやったほうがいいです。

  • スミ入れした塗料と表面が保護されます
  • プラモデル特有の“オモチャっぽさ”が消えます。

お化粧でいうところのファンデーションみたいなものです。

※ウェザリングまで視野に入れる場合、下地づくりとしてこの作業が必要になります。

今回の使用ツールについて

コート剤にも種類がいくつか存在します。

中でも初心者さんにオススメなのはGSIクレオス トップコート(水性スプレー) つや消しです。

GSIクレオス トップコート(水性スプレー) つや消し

水性なのでにおいが少なく、汎用性が高いコート剤です。

コート剤の種類についてはあとで少しだけ説明します。

注意

コート剤も水性、溶剤系とあり、エアブラシでコートする方法もあります。
本ブログではエアブラシを使わないことがコンセプトですので、缶スプレーを使用いたします。
そのうえで初心者に最も扱いやすい水性タイプを選択しております。

コート剤を吹く

ポイントがいくつかあります。

1.パーツを持ち手棒で固定する。
組み立てたら表に出ないようなスプレーしても影響ない箇所を選んで取り付けましょう。

2.噴射前にスプレー缶をとにかくよく振る!
中に撹拌(かくはん)玉が入ってますので、回すようにカラカラとよく振ってください。パパジュニは5分ほど振ります。

3.キットから約15cmほど離す。

4.噴射時始めと噴射終わりはキットに吹き付けない

5.“なぞる”ように吹き付ける

6.全体を均一になるようにまんべんなく吹き付ける
一か所に吹き溜まりができないように常に手を動かしながら吹き付けましょう。
キットの裏や下などからも吹き付けるようにしましょう。
3~6の過程に注意して吹き付けた動画がコチラ↓

7.関節部などは二度に分けて吹く
1回コート剤吹いて乾いたら関節を曲げて二度吹きします。
吹き付け後30分~1時間もすれば触れるくらいに乾いています。

関節部だけではなく可動する箇所が多い場合は同じように二度吹きしましょう。
吹き漏れがないようにしていきましょう。

吹き付け後

キットに触れないように注意!

スプレーした直後はキットがペタペタします。うっかり触ってしまうと指紋などがついてしまうので触れないように注意しましょう。

ホコリの少ない場所へ移動し、乾燥させます。
季節や湿度も影響しますが、だいたい一晩も放置すれば大丈夫だと思います。

作業場所について

初心者さんなので塗装ブースなどはお持ちでないと思います。※パパジュニも持ってません。

スプレーがけなので外で使用してください。庭やベランダですね。

水性とはいえ、若干の匂いがします。室内での使用は厳禁です。

コート剤の種類

コート剤にはつやの調整ができるように主に3種類用意されています。

← つや消し 半光沢 光沢 →

写真や動画では少しわかりにくいですが比較用にプラスチック製のスプーンをコーティングしてみました。ご覧ください↓

人の好みにもよりますが、光沢仕上げをしない場合のほとんどはつや消しを使用することが多いと思います。

パパジュニが使用するコート剤はほとんどつや消しです。

前述しましたが、つや消しをすることで表面保護とオモチャっぽさを消すことができます。

さらにウェザリングを行う場合、塗料の食いつきがよくなることから下準備としてつや消しすることもよくあります。

半光沢はつや消しと光沢の中間ですね。好みで使用されることが多いイメージです。

光沢はメタリック調の塗装やキャンディ塗装、パール塗装などのように表面をキラキラに仕上げたいときに使用します。

使用ツール

GSIクレオス トップコート(水性スプレー) つや消し 約600円

GSIクレオス トップコート(水性スプレー) つや消し

前述したとおり、コート剤もいくつか種類がありますが、まずはこれ1本で大丈夫です。

持ち手棒 約1000円(3~40本目安)

持ち手棒

意外と高いです。それなりに数も必要なので必要数をある程度計算して購入しましょう。
100均で竹ひごとクリップを購入して自作する方法もありますが、それなりに数が必要なのでここは個人的には買ったほうが生産性が高いと思います。

塗装ベース約1000円(ピンキリ)

塗装ベース

大きさによっても金額が変わります。
100円ショップでネコのつめみがきが代用で使えます。
ホールド力が違うので、個人的には専用のものがオススメです。

まとめ

ガンプラ完成したらコーティングをしましょう。

今回のポイントをまとめてみました。

  • まずは水性のつや消しで十分です。初心者は缶スプレーから入りましょう。
  • ベランダや庭で作業しましょう。
  • ダマにならないようまんべんなく吹き付けましょう。
  • 乾燥時間は十分に確保しましょう。一晩寝かせればおおむね大丈夫です。

コーティングの作業自体はそこまで手間もかかりません。

時間をかけて作ったキットの保護の意味合いもあるのでぜひ実施していきましょう。

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あとがき

いかがだったでしょうか。

初心者がやったほうがいい作業の最後の工程としてコーティングについてご紹介いたしました。

この場を借りてお伝えすることがあるとすれば、

ガンプラをいくつも作っていく中でわかったのですが、このつや消しスプレーが一番お金かかります。

1本のスプレー自体はそんなに高くないですが、HGのキット1体で1本くらい使うイメージです。
※パパジュニはウェザリングの下地としてもつや消しを使うため、通常の2倍くらい消耗することになります。

ニッパーや持ち手棒などは一度購入すればそうそう買い直すことはありません。

しかし、この缶スプレーやスポンジヤスリなどは消耗品なので多くのキットを作る過程で追加購入する必要があります。

中でもこの缶スプレーが最も消耗します。

エアブラシのほうがコスパが断然いいと思うので、自宅環境がエアブラシの使用を許さないパパジュニ宅はここだけがとても悔しいところです。

■持ち手棒と塗装ベース使い始めるとやたら“やってる感”が・・・

パパジュニがガンプラにハマる前は、“持ち手棒と塗装ベース使い始めたらもうモデラーとして一人前~”みたいな勝手なイメージをもっていたんですが、
実際に作り始めたら全然一人前じゃない、初心者でも持っといたほうがいいツールだったことがわかりました。
使い始めると急に“やってる感”が出ますし、初心者でも持っていたほうがなにかと使い勝手もよいので早めの購入をオススメします。

塗装ベースや持ち手棒は100均で代用できるものもあるので、お試しで買ってみるのもよいかもしれません。

パパジュニも最初は自作や100均を試してみたんですがすぐ機能性を求めて専用のツールを購入しました。

実際、プラモデル専用に売られているツールが使いやすかったという実感があります。

極端に高いものでもないので、ちゃんとしたものを購入されることをオススメはします。

缶スプレーのようにすぐ消耗するものでもないので、一度買ったらずっと使えますしね。

キットの仕上げの意味のコーティング
ウェザリングの下地づくりのコーティング

意味あいは別ですが、作業は同じです。

より良いキットづくりには欠かせない、かつハードルが高すぎない作業なので、参考にしていただけたらと思います。

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